真っ赤に染まったコキアが見頃を迎えました。国営ひたち海浜公園(茨城県ひたちなか市)では10月26日ごろまで丘一面に染まったコキアを観賞することが出来ます。今年は昨年より7000本多い約4万本を植えており、丘を見上げるときれいな列をなしたコキアがどこまでも広がっていく様子を確認することが出来ました。8月には緑、9月には緑と赤のグラデーションされたコキアが見ることができ、いろんな表情を見せてくれます。
コキアとは
コキアの花言葉は「恵まれた生活」「あなたにすべてを打ち明けます。」「夫婦円満」です。とても演技のいい花ですね。コキアを一つ家に飾っておけば、生活環境は安定しそう(笑)。緑色のコキアが季節を経て、徐々に赤くなっていっく様子が、ほほを赤らめる女性や、愛情、情熱を連想させることに由来しているようです。
現在日本各地で観賞可能なコキアですが、本来コキアはヨーロッパの荒れ地で育つ雑草です。そのため、温かく乾燥した気候に適している反面、寒冷な場所や湿潤な気候は苦手なようです。雑草なのである程度ほったらかしにしていても勝手に育つようです。日本へは食用として平安時代ごろに流入し、観賞用ではなく食用として用いられていたようです。江戸時代になると日本の各地で栽培されるようになりました。
コキアの名前の由来は、ドイツの植物学者である「koch氏」に由来されているとされております。あまり馴染みがないですが、日本名は「ホウキギ」「ホウキソウ」です。これらは、コキアの枝が古くからホウキの材料として用いられたことにちなみます。